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社債の条件をみると、一般事業会社は普通社債を発行することが多いのに金融機関の場合は劣後債として発行することが多いです。
・普通社債 ・劣後債 その理由に「BIS規制」があります。BIS規制は金融機関の自己資本比率に関する国際的な規制です。自己資本比率とは株主からの出資である「資本金」が資産に占める割合ですが、社債は負債となります。 つまり、社債による借入を増やすと自己資本比率が低下してしまうのです。 これはおいしくない。しかし、劣後債はその性質上、資本金に近い性質をもちます(債務の弁済順位が低いため)。このためBIS規制で一部の劣後債による負債は「資本」としてカウントしてよいということになっています。 そのため、銀行が発行する社債には劣後債が多いのです。 PR |