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既発債というのは「きはつさい」と読み、名前の通りすでに発行された債券という意味です。
投資した債券は「満期」まで解約のように現金化することはできません(個人向け国債を除く)。 じゃあ、たとえば割引国債を買ったけど、途中で現金化はできないのか?というような疑問がわきます (割引債じゃなくても利付債でも仕組債でも) いいえ、債券は「市場で売却する」という選択肢があります。こうして市場で売買されている債券のことを「既発債」と呼んでいるのです。ただし、債券を市場で売る場合には価格変動により損失を被るリスクがあります。 この点については「債券価格と金利」のページで詳しく説明されています。 PR |
社債の条件をみると、一般事業会社は普通社債を発行することが多いのに金融機関の場合は劣後債として発行することが多いです。
・普通社債 ・劣後債 その理由に「BIS規制」があります。BIS規制は金融機関の自己資本比率に関する国際的な規制です。自己資本比率とは株主からの出資である「資本金」が資産に占める割合ですが、社債は負債となります。 つまり、社債による借入を増やすと自己資本比率が低下してしまうのです。 これはおいしくない。しかし、劣後債はその性質上、資本金に近い性質をもちます(債務の弁済順位が低いため)。このためBIS規制で一部の劣後債による負債は「資本」としてカウントしてよいということになっています。 そのため、銀行が発行する社債には劣後債が多いのです。 |
株式会社三井住友銀行 第26回期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付)
期間:10年 ・期限前償還条項付 ・劣後特約付 金利:当初5年間(年1.08%) その後(5年物円スワップのオファード・レート+0.56%) ※期限前償還条項付 5年後の段階で発行体(三井住友銀行)が早期償還を決定することもできます。そのため、満期前に償還される場合があります。 ※劣後債 この債券は普通社債と比較して債務の弁済順位が低い債券です。普通社債よりも割が悪い分金利は高めに設定されています。 |
株式会社三井住友銀行 第27回 無担保社債(劣後特約付)
期間:10年 金利:1.56% 取得格付:A (信用格付けとは) この社債には「劣後特約」が付いている劣後債です。通常の債券より万が一の場合の弁済順位は低くなりますので注意してください。 |
秋の個人向け国債の条件が決まったようです。
今回は3年満期だけです。 条件:年0.17%(税引き前) ということです。 3年・固定金利型は原則として発行後1年経過すれば、いつでも一部または全部を中途換金することができます。その際には、次の算式によって算出される中途換金調整額が、売却される額面金額に経過利子を加えた金額より差し引かれます。 固定3年:2回分の各利子(税引前)相当額×0.8 参考:個人向け国債 |